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伝統は今を生きる

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【ライター】たかつじゅんや 愛知県三河エリアでフォトグラファー/映像作家として活躍する同氏。伝統工芸にまつわる映像制作や商品プロデュースに関わる彼が「暮らしの中で伝統工芸を愛用す… もっと読む
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記事一覧

サスティナブルをファッショナブルに 〜草木染めに染まる

伝統は今を生きる vol.20 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 ついに「伝統は今を生きる」の記事も20回目となりました。日頃ご覧いただいている皆様ありがとうございます。これからも「伝統」について知ってもらえる記事を発信していきますので、応援よろしくお願いいたします。 さて、記念すべき今回の記事は、伝統的な染色技法「草木染め」についてご紹介します。 近年は「サスティナブル社会の実現」というテーマが注目されていますが、この草木染めという伝統技法もサスティナブルの

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鰻屋さんに聞く「美味しい鰻のすゝめ」

伝統は今を生きる vol.19 記録的な早さで明けた今年の梅雨。そして猛暑。 節電で冷房の稼働を抑えなければならない社会状況もあり、ちょっとバテ気味なフォトグラファーのたかつです。 「なにかスタミナのつくものを食べて、何とか酷暑をのりきりたい…!」 遠くむかしのご先祖様も、そう思ったのかもしれません。 ということで、今回は日本の伝統的なスタミナ食「鰻」についての記事を書いてみたいと思います。 鰻の歴史 そもそも日本人が鰻を食べ始めたのは、紀元前5000年前の縄文時代か

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夏こそ生姜!ジンジャーシロップでおしゃれな生姜湯を 

伝統は今を生きる vol.18 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 今年は異常なほど暑い日々が続いていますね。冷たい食べ物や飲み物が恋しくなりますが、皆さん体調を崩されたりしていませんでしょうか? 僕は正直、この暑さにやられてしまいました…。 出張仕事が重なった上に、ついつい冷たい物を摂取し過ぎてしまったせいか、体調は最悪。少し胃を冷やしすぎてしまったようです。 こうなると人間のカラダは正直なもので、今度は内側から温めてくれるものが欲しくなります。そんなときに、

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3年ぶりの有松絞りまつりへ 

伝統は今を生きる vol.17 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 今回の記事では今月6月4日・5日、実に3年ぶりに開催された「第38回 有松絞りまつり」にプライベートで訪れましたので、こちらのレポートをしていきたいと思います。 コロナ禍で中止となっていた有松絞りまつり 愛知が誇る伝統工芸「有松絞り」が生まれた町、名古屋市有松地区。 織田信長が今川義元を討ち取ったことで有名な「桶狭間の戦い」の舞台でもある桶狭間から車で10分ほどの場所にあり、2019年には日本遺産

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知多木綿のオリジナルアイテムを作ってみた 

伝統は今を生きる vol.16 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 いきなり自社サービスの宣伝で大変恐縮ではございますが、このたびスタジオ内に『YELLOW COFFEE LAB』という体験型コーヒーショップをオープンしました。 完全予約制&不定期開店のなんともゆるいショップとなります。 そんな当店では、ある地元素材を使った自社開発商品を販売しています。 以前ご紹介させていただいた『知多木綿』のアイテムです。 ※知多木綿について詳しくはこちら記事をご覧いただけれ

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モダンでおしゃれ!日本の履物をふだん使いに 

伝統は今を生きる vol.15
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 「おしゃれは足元から」とよく言いますよね。 みなさんはその選択肢に、下駄・草履・雪駄といった日本の伝統的な履物を入れていますでしょうか? 僕は仕事でファッションブランドを撮影することがあり実感しているのですが、ここ数年、日本の伝統的な履物の良さを見直そうというちょっとしたブームが起きています。アパレルブランドが伝統的な履物をアレンジしたシューズを発売したり、「雪駄×スニーカ」という意外な組み合

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盆栽は、もっと自由に楽しめる

伝統は今を生きる vol.14 春のとある日のことです。 僕は撮影の仕事で、東京西麻布にある高級スーツテーラーのアトリエを訪れていました。 そのとき見かけたのが、高級感のあるクラシックな内装の中に置かれた見事な「盆栽」。 「かっこいい…」 心の中でつぶやいて、思わずシャッターをきっていました。 和のものである盆栽が、こうも洋式のインテリアに合うなんて。 「盆栽=和」という、僕の中の固定概念が音を立てて崩れ落ちた瞬間でした。 オーナーにアトリエに盆栽を飾っている理由を聞

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和菓子とウイスキーのマリアージュ

伝統は今を生きる vol.13 
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 今回のテーマは日本の伝統的な「和菓子」 なのですが、 ただの和菓子ではなく“大人の和菓子の楽しみ方”を取り上げてみたいと思います。 それは “和菓子とウイスキーのマリアージュ”。 以前みたすくらすの編集会議で 「たかつさん知ってますか?餡子(あんこ)とウイスキーの組み合わせが美味しいらしいですよ」という話を聞いてことがきっかけでした。 正直僕は心の中で何を言ってるんだこの人は… と思って

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伊勢和紙で写真印刷を楽しもう

伝統は今を生きる vol.12
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 突然ですが、みなさんは「和紙」って使ったことがありますか? 手紙をしたためる際の便箋以外で和紙を普段使いしている方は少ないかと思いますが、実は東海地方には「美濃和紙」「山中和紙」「小原和紙」「三河森下紙」「伊勢和紙」「深野和紙」とさまざまな和紙の産地があります。 今回は、その中の「伊勢和紙」を生活に取り入れてみます。三重県伊勢市に古くから伝わる由緒正しい和紙です。 伊勢和紙との出会い僕が伊勢和

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「知多木綿」をふだん使いしよう

伝統は今を生きる vol.11
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 みなさんはいま着ている服がどこで作られたものか、ふだんから意識していますでしょうか? 中国、インドネシア、ベトナム、そして日本… 私たちがふだん着ている服は様々な国や地域で作られており、最近の世の中の流れもあって「どこで作られた服なのか」が購入の際のひとつの目安になっている方も少なくないのではないかと思います。 それでは、いま自分が着ている「服の生地」がどこで作られたものか考えたことはあります

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和蝋燭のやさしい光を防災に

伝統は今を生きる vol.10
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 僕が連載させていただいている『伝統は今を生きる』も、記念すべき10回目を迎えることができました。これも日頃から応援してくださる皆様のおかげです。 本当にありがとうございます。 さて、今回は「防災」についての記事を書いていこうと思います。 3月と言えば、忘れてはいけないのが「東日本大震災」。 2011年3月11日に東北地方で大地震が発生。12都道府県で18,425人もの死者・行方不明者が出てし

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「カジュアル茶道のススメ」 伝統は今を生きる vol.09


こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 今回のテーマは「お茶」。 緑茶でも甘いグリーンティーでもなく、お抹茶。千利休が世に広めた茶道文化に少しだけ触れてみたいと思います。 僕の母親は茶道を少々嗜んでおり、幼いころから意外とお抹茶は身近にありました。もちろん飲む機会もあったので何度か口にはしたのですが、その頃は正直あの味が苦手でした。「美味しいと言っている人はカッコつけているだけなんじゃないか」そう思ってさえいました。生意気な子どもですね(笑) それに母が言う「作法」とい

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「レコードの音と癒やしの時間」 
伝統は今を生きる vol.08

こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 みなさんは音楽、聴かれますか? 僕は車の中や移動中、スタジオ等でよく聴きます。特に撮影の際には気分を盛り上げるため、音楽は必要不可欠な存在です。 今回は以前に取材した人蔘湯さん(Vol.5参照)を運営されている湊代表に、豊川にある素敵なレコード店「LiE RECORDS(ライレコード)」をご紹介いただいたので、そちらを取材しながら古き良きレコードの魅力について書いていきたいと思います。 レコードの歴史 僕自身、学生時代に音楽を

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「焙烙(ほうろく)がくれた煎る時間」 
伝統は今を生きる vol.07

こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 2022年いかがお過ごしでしょうか。 仕事や学校も始まり、バタバタしていませんか? 今回は、何かと忙しい年始にほっと一息つけるアイテムをご紹介します。 みなさんは『焙烙』という台所道具を知っていますか? 読み方は(ほうろく)。地方によっては(ほうらく)と言うところもあるそうです。 焙烙は素焼きの平たく浅い土鍋で、中に茶や豆、胡麻や塩などを入れて煎ったりする道具になります。 煎ったものは持ち手の筒のところから出します。 焙烙は焙煎の

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