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週末は愛菜家。

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【ライター】いとうともひろ 名古屋を拠点にコピーライターとして活動するかたわら、ベランダ菜園や実家(新城市)での果樹栽培にチャレンジする同氏には「土と触れ合う豊かな暮らし」につい… もっと読む
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#野菜料理

甘すぎない、大人の梅酒を仕込みたい

週末は愛菜家。 vol.36 梅酒の爽やかなフレーバーが好きなのですが、市販のものはけっこう甘くて飲みづらいと感じてしまうこともあります。 そこで今回は、地元で採れた梅で“甘すぎない大人の梅酒”の仕込みにチャレンジしてみました✨ 東海地方に点在する梅の産地梅を仕込んだのは昨年の6月。実家のある新城(鳳来)の道の駅でおいしそうな梅を見つけ、購入しました。 和歌山のイメージが強い梅ですが、お隣の三重・尾鷲も大産地。また、岐阜の大津谷や愛知の新城(鳳来)など、東海地方の各所に

“育てる”をもっと身近に。「植物栽培セット」のパイオニア企業を訪問しました!

週末は愛菜家。 vol.35 雑貨店などで、タネから育てる栽培セットを見かけたことありませんか? 実は、その多くが瀬戸市の専業メーカーで企画・開発されているんですって。 家庭菜園の、さらに手前。窓辺やキッチン、ベランダなどで気軽に栽培体験を楽しめるアイテムに興味をもったので、さっそく取材に行ってきました! 希少な“栽培セット”の専業メーカー「聖新陶芸」伺ったのは、愛知県の瀬戸市。名鉄・新瀬戸駅から歩いて15分ほどに位置する「聖新陶芸」さんは、おそらく国内で1社のみの栽培

東海エリアに初出店! JA全農の産直レストランに行ってきた

週末は愛菜家。 vol.34 日本の農業を支えるJA全農による産直レストラン「みのるダイニング名古屋店」が昨年末にオープンしました。 愛知・岐阜・三重それぞれのブランド肉と三河で採れた新鮮野菜が堪能できるということで、食事に行ってみることにしました! JRセントラルタワー12階にできた「みのるダイニング」 グリル料理とフルーツパフェが推しの「みのるダイニング」は、JR名古屋駅直結のセントラルタワービル12階にあります。さまざまな美食が集う「タワーズプラザレストラン街」の一

桜をたべたい!桜スイーツのゴッドファーザーに会ってきた

週末は愛菜家。 vol.33 今年はお花見シーズンがすいぶん早めの様子です✨ 「お花見」というだけあって「桜は見るもの 愛でるもの」というイメージが強いと思いますが、花より団子を自認する私としては食材や農産物としての桜の可能性を探ってみたい・・・ そんなことを考えていたら、桜を使った食材の仕掛け人がなんと名古屋にいると聞き、さっそく取材を申し込むことに!! 世の中にどんどん増えている感のある桜スイーツやアレンジ料理。いったいどんな方が広めているのでしょうか!? 桜スイー

高速バスで、野菜を直送!?藤が丘で「しんしろ山の湊市」が催されます

今回の記事は、名古屋市・藤が丘で2月16日(木)に行われる野菜イベントのご紹介です✨ 私の実家がある愛知県新城市から、とれたて野菜を高速バスに載せて一直線! 藤が丘にあるアンテナショップで直販する実証実験の様子を取材してきました。 新鮮野菜を都心で気軽に買うことができる、新たな仕組みづくりを探ります! 新城市と名古屋を結ぶ高速バス「山の湊号」2016年の新東名開通を機に、新城インターチェンジ近くに道の駅「もっくる新城」が設けられました。高速バスの停留所や産直市場としてにぎわ

いちごの免疫力を高める不思議なライトとは!?

週末は愛菜家。 vol.30 みたすくらすでの連載「週末は愛菜家」を通じて、さまざまな農家さんや新農法との出会いやアグリビジネスの最新情報などを教えていただけるようになってきました✨ 今回は、特殊な光を当てるだけでいちごの免疫力がグングン上がり、病気や害虫に強い苗が育って収穫量もアップできるという不思議なライトがあると聞いてさっそく取材に! しかもそのライト、農業メーカーではなく家電メーカーの「パナソニック」が開発した商品とのことで、さらに興味がわきました! 平針駅か

ミニトマトの求道者を訪ねて伊良湖まで

週末は愛菜家。 vol.29 愛知県 渥美半島の先端にある田原市・伊良湖エリアに、おいしいミニトマトの生産者さんがいるという噂を聞いたので足を運び、いただいたミニトマトで食卓を彩りました! ミニトマト栽培にとことんこだわる「陽菜(ひな)ちゃん農園」 今回取材をさせていただいたのが、伊良湖岬のすぐ近くで農業を手がける「陽菜ちゃん農園」の森下敏之さん。背中が見えているのが陽菜ちゃんです。 敏之さんが農業に取り組むモチベーションは「家族」。 「家族との大切な時間がしっかりとれ

「ちゃふやさい」いなべ実験農場がすごかった

週末は愛菜家。 vol.26 野菜から野菜ができる“ちゃふやさい”って何ですか?という記事で名古屋・清水駅ちかくにあるアンテナショップを紹介させていただいた「ちゃふやさい」。 念願だったいなべ農場への取材が叶い、ちゃふやさいの魅力を堪能してきました! いざ、ちゃふやさいの実験農場へ! 案内してくれたのは、ちゃふやさいの産みの親・吉田和雄さん(右)と、アンテナショップオーナーのひとり安部敏朗さん(左) 農場があるのは三重県いなべ市。「KYシステム農法」というのは、吉田さ

野菜から野菜ができる“ちゃふやさい”って何ですか?

週末は愛菜家。 vol.23 無農薬で化学肥料も使わない。なんなら土も使わない。元気な野菜が野菜から育っちゃう?という新農法“ちゃふやさい”のアンテナショップが名古屋にあると聞き、さっそく取材に行ってみました! 「ちゃふやさい」の魅力を発信するアンテナショップへ! 向かったのは、名鉄瀬戸線の清水駅。 2020年3月にできた「SAKUMACHI商店街」の一角に、ちゃふやさいのアンテナショップがありました。 SAKUMACHI商店街には20店舗ほどが出店し、地域に新たな賑わ

食べるサボテン「太陽の葉」に会いにいく

週末は愛菜家 vol.20 全国でも超レアというか、おそらく日本でも数えるほどしかない「食用サボテン畑」が愛知県・春日井市にあると聞き、さっそく取材に行ってきました! 夏真っ盛りのこの時期に太陽の光を燦々と浴びて育つブランドサボテン「太陽の葉」に会って、食材としての魅力を探りながら多彩な料理を楽しみました♪ サボテンを食べるまち「春日井」 春日井でサボテン栽培が広がったのが1959年の伊勢湾台風の後。 倒壊した果樹畑の代替として農家さんが観賞用サボテンを育てはじめたそう。

野菜がリボーンする!? リボベジ生活のすすめ

週末は愛菜家 vol.19 「いちばん身近な“おうち農業”って何だろう?」 そんなことを考えていたら、ふとリボベジ(リボーンベジタブル)のことを思い出しました。 リボベジとは、植物の再生栽培のこと。 ふだんは生ゴミとして捨ててしまう野菜の根っこから再収穫にチャレンジしたり、観葉植物として気軽に楽しめるのがリボベジの大きな魅力。SDGsの観点からも注目を集めています。 栽培用の苗も、タネも、ときには土さえも買う必要のないリボベジで、おうち時間にワクワクを加えてみませんか!

いとうさん家のブルーベリー

週末は愛菜家 vol.18 5月にお茶摘みを楽しんだ私の実家では、夏になると太陽の恵みがぎゅっとつまったブルーベリーの収穫期を迎えます。今回はいとうさん家のブルーベリーの様子と、無農薬で育てた完熟ブルーベリーの魅力をご紹介します✨ 分水嶺に位置する「いとうさん家のブルーベリー畑」 私の実家は愛知県の新城市(旧・鳳来町)。飯田線の秘境駅「池場」駅の近くにあります。 池場地区は愛知県を流れる「豊川」と静岡県の「天竜川」の分水嶺、2つの河川の最源流部に位置する峠にあります。

八百屋探訪:マルシェ ヴィソン(三重県多気町)

週末は愛菜家 vol.17 前回の「本草研究所 RINNE」に引き続き、三重県多気町にある日本最大級の商業リゾート「VISON」のおすすめスポットを紹介します! [癒・食・知]をテーマにしたVISONの賑わい創出に貢献する産直マーケット「マルシェ ヴィソン」の仕掛け人・坂下将章(さかしたまさあき)さんに案内してもらいつつ、ほとばしる野菜愛を聞かせてもらいました✨ 三重の新鮮野菜と果物がいっぱいのマルシェ ヴィソン 案内してくれた坂下さんは三重県津市の出身。 大手スーパー

気が整った聖域で喫む、一期一会のブレンド茶

週末は愛菜家 vol.16 前回の記事では緑茶の茶摘み~製茶までをレポートしましたが、今回は人が持つ本来の力を呼び覚ます「和草茶」の魅力に迫ります。 三重県多気町「VISON」にある「本草研究所 RINNE」におじゃまして、季節ごとのハーブや薬草をブレンドした“一期一会のお茶”に出会ってきました! 「VISON」に佇む和草茶カフェ 伊勢神宮の西に位置し、多くの気(命)を育む場所として発展してきた多気町。江戸時代に流行した「本草学」の聖地のひとつとして、著名な学者を輩出し