マガジンのカバー画像

物語をさがして

35
【ライター】ニシハマカオリ 愛知県日進市在住。小学校教諭を経て現在はイラストレーター・絵本作家として活躍中。地域に伝わる物語を紐解いたり、書き手や出版社にインタビューしたり、物語… もっと読む
運営しているクリエイター

#子育て

アルテコローレの絵本屋さん

物語をさがして vol.05 こんにちは。これまでの「物語をさがして」では、江戸時代から昭和初期と古い物語を訪ね歩いてきましたが、今回は一度タイムマシンから下り、現在地に戻りまして、日進市のアートラボの中にある楽しい絵本屋さんをご紹介したいと思います。 訪れたのはアートラボ「アルテコローレ(日進市米野木台)」アルテコローレは名鉄米野木駅からほど近い場所、県道57号沿いにあります。とても可愛らしい黒いクマちゃんが目印。一見、雑貨屋さんか洋菓子屋さんのようなたたずまい。 こ

「クリエイターインタビュー:子どもの楽しい未来を描く絵本作家 ニシハマカオリさん」 子どもとアートと vol.07

「わあ、かわいい!」 到着するなり、つい言葉が出てしまった、この表札。 今回のインタビューは、愛知県日進市在住のイラストレーター&絵本作家のニシハマカオリさんにお話を伺います。 ニシハマカオリさんは日進市の地元の風習を紹介した『おつきみどろぼう』(三恵社)などの絵本をはじめ、書籍のイラストレーションや挿絵など、数多くの作品を手がけていらっしゃいます。 SNSのお写真でも拝見してずっと憧れだったご自宅兼アトリエに、このたびお邪魔させていただきました! カオリさんとの出会いは

「親子で切り紙あそびを楽しもう!」  子どもとアートと vol.06

前回のインタビューでは、切り絵作家ゆまあひmakiさんに、切り絵の魅力についてのお話を伺いました。 今回は、そうしたお話からインスピレーションを得ての実践編。 とは言っても、娘(4歳)とカッターを使っての工作はまだちょっと難易度が高いので、ハサミを使った簡単な切り紙あそびをご紹介したいと思います。 くまちゃんガーランドの作り方 八つ切り画用紙を無駄なく使えるこのガーランド。 4匹ずつ繋がった、合計8匹のくまちゃんができます。 まずは画用紙を半分に折ってカットしたら、それぞ

「クリエイターインタビュー:絵が描けなくてもOK?切り絵作家にお話を聞いてみました」 子どもとアートと vol.05

こんにちは、はるのまいです。 今回は、東海エリアにゆかりのあるクリエイターインタビューの第2回目です。 岐阜県在住の切り絵作家「ゆまあひmaki」さんにお話を伺いました。 ゆまあひさんは、『はじめてのカラフル切り絵(誠文堂新光社)』『カラフル切り絵キット(講談社)』を始めとした切り絵の実用書を多数出版されています。また、岐阜や名古屋などで主に大人の方向けに、切り絵教室も主催されていらっしゃいます。プライベートでは、社会人のお子さん2人を持つ、母親業の大先輩です。 私とゆ

「子どもたちに多様性を伝える本屋を 〜地域に根ざしたコミュニティの場Reading Mug」 子どもとアートと vol.04

ターコイズブルーにペイントされた外観、ヨーロッパを思わせるおしゃれな看板… 突如、昔ながらの商店街の一角に現れた、目を引く空間。窓に並ぶかわいいカードには、ロンドンのモチーフが。 ここは名古屋のはずなのに、イギリスに旅行に来たみたい!? 今回ご紹介するのは「多様性を伝えるセレクト本屋」というコンセプトで2021年10月に名東区に新たにオープンしたReading Mug(リーディングマグ)さん。 名古屋市の商店街地域活性化事業にも採択されている新しい本屋さんです。 こちらの

「クリエイターインタビュー:日本画家の子ども時代はどんな子だった?」 
子どもとアートと vol.03

こんにちは、はるのまいです。 今回は、東海にゆかりのあるクリエイターの方にインタビューをしてみます。 クリエイターって『特殊な才能のある人』とくくられがちですが、そんな方たちにも、子ども時代はあったわけで…
一体、どんな幼少期?親御さんの接し方は?
 このインタビューでは、そんなことを聞かせてもらい、子どもたちがクリエイティビティな力を育むヒントを見つけていけたらと思います。 今回インタビューしたのは、日本画家の玉井伸弥さん。2018年に愛知県立芸術大学の大学院博士前期課

「クリスマス工作で発想力をはぐくもう!」 子どもとアートと vol.02

こんにちは、はるのまいです。「子どもとアートと」をテーマにお届けするコラム。今回は、子どもと工作やお絵かきをする上でお伝えしたいなと思うポイントを、身近な素材でのクリスマス工作制作アイデアと共にご紹介していきます。 さっそくですが、親子でお絵かきや工作をする際に押さえたいポイント3つ。 1 子どもがいつでも手に取れる場所に素材を置き、兄弟で道具は揃える。 「家で工作をやるのってハードルが高い」と時々言われます。まず道具を準備して場所を整えて、兄弟でやろうとすると、道具の取

「子どもと一緒に美術館を楽しもう!」 子どもとアートと vol.01

初めまして。絵本作家の「はるのまい」と申します。 実生サボテン(種から育てるサボテン)生産量日本一の愛知県春日井市で暮らしています。 名古屋の普通科高校を卒業して、京都市立芸術大学で型染めを学び、卒業後はまた愛知に戻ってきて、名古屋市の公立中学校の教員として美術を6年、特別支援教員を1年担当していました。 2011年、東日本大震災などをきっかけに人生を見つめ直し、2012年に退職。その後、ロンドンで語学や絵本を学んだり、絵本作家やイラストレーターとして活動したりしながら、現在