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伝統は今を生きる

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【ライター】たかつじゅんや 愛知県三河エリアでフォトグラファー/映像作家として活躍する同氏。伝統工芸にまつわる映像制作や商品プロデュースに関わる彼が「暮らしの中で伝統工芸を愛用す… もっと読む
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#ファッション

「伊勢木綿」唯一の織元は、ゆっくり、したたかに生き続ける

伝統は今を生きる vol.29 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 日中は暖かくなり、例年より早く桜の季節となりましたね。 仕事は変わらず忙しいですが、こんな気候になってくるとどこか小旅行したい気分になってきます。 今回は愛知から少し足を伸ばして、三重県津市にある伝統工芸「伊勢木綿」の織元さんを訪問。伊勢木綿の今についてお話を伺ってきました。 僕は愛知県の伝統生地である知多木綿でサウナハットやコーヒーフィルターなどをつくって販売するほど「木綿大好き人間」なので、今

サスティナブルをファッショナブルに 〜草木染めに染まる

伝統は今を生きる vol.20 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 ついに「伝統は今を生きる」の記事も20回目となりました。日頃ご覧いただいている皆様ありがとうございます。これからも「伝統」について知ってもらえる記事を発信していきますので、応援よろしくお願いいたします。 さて、記念すべき今回の記事は、伝統的な染色技法「草木染め」についてご紹介します。 近年は「サスティナブル社会の実現」というテーマが注目されていますが、この草木染めという伝統技法もサスティナブルの

モダンでおしゃれ!日本の履物をふだん使いに 

伝統は今を生きる vol.15
 こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 「おしゃれは足元から」とよく言いますよね。 みなさんはその選択肢に、下駄・草履・雪駄といった日本の伝統的な履物を入れていますでしょうか? 僕は仕事でファッションブランドを撮影することがあり実感しているのですが、ここ数年、日本の伝統的な履物の良さを見直そうというちょっとしたブームが起きています。アパレルブランドが伝統的な履物をアレンジしたシューズを発売したり、「雪駄×スニーカ」という意外な組み合