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伝統は今を生きる

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【ライター】たかつじゅんや 愛知県三河エリアでフォトグラファー/映像作家として活躍する同氏。伝統工芸にまつわる映像制作や商品プロデュースに関わる彼が「暮らしの中で伝統工芸を愛用す… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

「焙烙(ほうろく)がくれた煎る時間」 
伝統は今を生きる vol.07

こんにちは。フォトグラファーのたかつです。 2022年いかがお過ごしでしょうか。 仕事や学校も始まり、バタバタしていませんか? 今回は、何かと忙しい年始にほっと一息つけるアイテムをご紹介します。 みなさんは『焙烙』という台所道具を知っていますか? 読み方は(ほうろく)。地方によっては(ほうらく)と言うところもあるそうです。 焙烙は素焼きの平たく浅い土鍋で、中に茶や豆、胡麻や塩などを入れて煎ったりする道具になります。 煎ったものは持ち手の筒のところから出します。 焙烙は焙煎の

「日本一美味しい納豆屋が岡崎にあった」 
伝統は今を生きる vol.06 

こんにちは。フォトグラファーの たかつです。 突然ですが、みなさんは納豆、食べていますか? 僕は子供の頃は苦手でしたが、大人になってから食べられるようになった一人です。今回は朝ごはんのお供としてもおなじみの「納豆」について取り上げていきたいと思います。 きっかけは、よく一緒に仕事をするコピーライターからの情報提供でした。 「岡崎市に“日本一美味しい”納豆屋さんがあるって知ってます?」 日本一の納豆が岡崎に?? 聞くとどうやらそこの納豆は、味も香りも普通の納豆とは段違いの美