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俳句と暮らす

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【ライター】後藤麻衣子 岐阜出身・岐阜在住のエディター、プロダクトデザイン事務所「株式会社COMULA」ディレクター。趣味は俳句で、俳句のための文具ブランド「句具」を運営。「句」… もっと読む
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#秋の季語

香り高い珈琲と、くちどけ豊かなお菓子。岐南町の洋菓子店「流星」

俳句と暮らす vol.22 今秋オープンしたばかりの「洋菓子と珈琲 流星」 今年9月、岐阜県岐南町のHOCUS POCUS内に、おしゃれな洋菓子屋さんがオープンしました。 お店の名前は「流星」。 「流星」は秋の季語です。 日々いろんなところに季語を見つけ出してはウキウキしている私。 お店の名前を聞いたときの第一印象は「季語だー!」でした(笑)。 今回オープンしたばかりの「流星」さんは、実は各務原市の人気カフェ「喫茶室 山脈」さんの姉妹店なんです。 「山脈」は、犬山城家老

ひとつ2,000円!? 秋冬の贅沢おやつ「堂上蜂屋柿」

俳句と暮らす vol.21 岐阜の里山の恵み、最高級干柿「堂上蜂屋柿」 秋になると必ず食べたくなる、私の大好きなおやつがあります。 それが、「干柿」です。 フレッシュな柿も大好きですが、干柿は別格のおいしさ。 自然の甘みがぎゅっと凝縮されたあの味、独特のねっとりとした食感は、ついいくつも手が伸びてしまう、この時季ならではのごちそうです。 「干柿」は秋の季語です。 岐阜生まれ・岐阜育ちの私にとって、柿はとても身近な果物。 実家にも隣家にも柿の木があり、家の近くに大きな柿畑

“俳句ことはじめ”は、俳句を「読む」ことから

俳句と暮らす vol.20 趣味で俳句を楽しんでいると、「俳句に少し興味があるんだけど、どう始めたらいいかわからなくて…」と相談されることがあります。 確かに、いきなり「一句詠んでみる!」というのは、少しハードルが高め。 そんな人には、「読んでみることから始めてみては?」とおすすめしています。 俳句の世界に触れるミュージアム 岐阜県大垣市に、「奥の細道むすびの地記念館」があります。 その名の通り、松尾芭蕉の紀行文『奥の細道』に関する資料を展示している、俳句のミュージアム