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俳句と暮らす

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【ライター】後藤麻衣子 岐阜出身・岐阜在住のエディター、プロダクトデザイン事務所「株式会社COMULA」ディレクター。趣味は俳句で、俳句のための文具ブランド「句具」を運営。「句」… もっと読む
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#夏の季語

土地の記憶を、未来へ美味しく手渡す “文化のコーラ”

俳句と暮らす vol.19 シュワっと爽快で、今のように暑い時期に飲みたくなる「コーラ」。 炭酸の効いた「ソーダ水」や「サイダー」「クリームソーダ」などはすべて夏の季語ですが、「コーラ」を夏の季語としている歳時記もあります。 「コーラ」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか。 きっと、みなさん思い浮かべる味はひとつ、あの味だと思います。 でも今、あの味じゃない、個性あふれる“クラフトコーラ”が、今各地で人気を集めているのはご存知でしょうか。 「コーラ大好き!」という

摘みたて苺のあの味を、パンと一緒に頬張る夏

俳句と暮らす vol.17 スーパーに初物のいちごが並びはじめるのは、毎年12月ごろ。 その頃から、いちご狩りのシーズンも始まります。 凍てついた真冬の空気にいちごの明るさがまぶしくて、「もうそんな季節かぁ」と感じさせてくれますよね。 12月から初物のいちごが出回る現代では「いちごの旬は冬から春あたりでしょ?」と思われがちですが、実は「苺」は、夏の季語なんです。 本来、いちごは初夏のもの 今ではハウスで栽培されるいちごですが、露地のいちごは、だんだんと暖かくなってくる5

人と人、人とまちをつなぐ、岐阜市生まれのクラフトビール

俳句と暮らす vol.16 小さなビール醸造所で、醸造家が精魂込めて造るビール、クラフトビール。 クラフトビールが地域の魅力のひとつとして定番化し、さまざまなお店で各地こだわりのクラフトビールが飲めるようになりました。 それぞれ、趣向の異なる複雑で個性的な味わい。 醸造家のこだわりを詰め込んだもの、その土地の特産品などを原料に活用したものなど、新しいビールがどんどん誕生しています。 夏もすっかり深まり、まもなく夏も折り返しの「夏至」。 「ビールがおいしい季節になったね!