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俳句と暮らす

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【ライター】後藤麻衣子 岐阜出身・岐阜在住のエディター、プロダクトデザイン事務所「株式会社COMULA」ディレクター。趣味は俳句で、俳句のための文具ブランド「句具」を運営。「句」… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

稲藁を“綯う”、伝統的な注連縄づくり

俳句と暮らす vol.26 注連縄飾りで、お正月を迎える準備なにかと慌ただしい年の瀬。 新年を迎える準備をしつつ、忙しく過ごしている人も多いと思います。 「お正月といえば!」というものは数多くありますが、各家庭の玄関先や神棚に飾られる「注連縄(しめなわ)」もそのひとつ。 玄関先などに飾られている注連縄の存在感がいかにも、新しい年を迎える期待感そのものだと感じます。 もちろん「注連縄」は季語です。 ですが「冬の季語」ではなく、「新年の季語」です。 俳句の世界では、春夏秋冬

“自分でつくる”が新しい、手作りハーブ入浴剤

俳句と暮らす vol.25 12月22日、一年で最も昼が短い「冬至」 肩までしっかり浴槽のお湯に浸かって、ふうっと一息つくと、ふわっと体が浮いているような感覚になるあの瞬間が大好きです。 こわばった体から自然と力が抜けて、心身ともに緩まる実感。 目を閉じて、大きく深呼吸をした瞬間に、大好きな香りを感じることができたらもう最高。それが、私が入浴剤が好きな理由のひとつです。 今年の冬至は、12月22日。 冬至の日には、南瓜や冬至粥、こんにゃくを食べて、柚子湯に入る習慣があり