「舟で渡る県道、小紅の渡し」 俳句と暮らす vol.07
もうすぐ1月が終わり、2月4日には「立春」、春を迎えます。
私の自宅は、長良川に架かる大きな橋のひとつ、忠節橋の近くにあります。
毎朝、毎夕、車で(たまに徒歩で)橋を渡るとき、長良川や金華山を眺めながら、その日の川の表情や機嫌、季節の移ろいを感じています。
市街地の中心にある大きな長良川は、川の近くで暮らす私にとって大きな“余白”。
岐阜駅前の、建物が密集する騒々しい通りから、橋を渡った瞬間に景色が変わります。
ぱあっと視線の先がひらけて、近くの金華山や岐阜城、静かな長良