ミニシューズづくりを通じて資源リサイクルについて考えよう!
『命を大切にする資源リサイクル』をテーマに、みたすくらすの親子向け夏休みイベント「レザークラフト体験教室」を8月20日(土)に開催します!
今回親子でチャレンジいただくのは、ミニサイズながら本格的な「モカシンシューズ」の製作。レザークラフト体験はもちろん、牛や豚の食肉にならない部分を有効活用する「レンダリング」についても学べる、お子さまの気づきにつながる体験教室です。
会場は、革靴職人さんがいる「クラフトスクール」
レザークラフト体験教室の会場は、名鉄「栄生」駅から徒歩10分の「靴デザイン・クラフトスクール」。
ここでは趣味として靴・鞄づくりを楽しみたい方から、アマチュア靴・鞄作家やプロのパタンナー、さらには靴・鞄職人をめざす方までが革靴づくりを学んでいます。
本革のモカシンシューズづくりにチャレンジ!
体験教室でチャレンジするのは、ミニサイズのモカシンシューズ製作。
シューズづくりに必要な形に革がカットされているので、体験中に刃物や危険な工具を使うことなく安心です。
ミニシューズは赤ちゃんのファーストシューズやお部屋を飾るインテリアとして活用いただけます。
そもそも、革靴の材料はどこから来るの!?
革靴に使う革。実は、私たちがお肉を食べている牛や豚からつくられます。例えば牛革の場合、牛一頭から約56kgの牛皮が生まれます。
愛知県あま市にある堀田萬蔵商店では、食肉として出荷された牛の皮「原皮(げんぴ)」を塩漬けにして保存。その原皮を革の加工工場に送っています。
私たち人類が革を使い始めたのは、なんと200万年前の旧石器時代。今回の体験教室では、革に関するクイズなどを通じて命の恵みをあますことなく活用する大切さも学びます。
じゃあ、お肉と革の他の部分はどうなるの!?
おいしいお肉として食べられる部分は、牛一頭の42%ほど。残りの皮や骨、血や脂などは「畜産副産物(ちくさんふくさんぶつ)」と呼ばれ、私たちに身近な商品の原料として活用されます。
革製品の材料以外にも、畜産副産物は食用油やお菓子、マーガリン、肥料、ペットフード、石けん、化粧品、サプリメントなどに大変身!
お肉にならない副産物の再生を「レンダリング」といい、あま市の愛知化製事業協業組合もレンダリング事業を行なっています。
そう、この体験教室ではシューズ作りを楽しみながら、今まで知らなかった資材リサイクルや循環型社会の気づきを得ることができるんです。
気づきにつながるメッセージ
レザークラフト体験教室の企画にご協力いただいた堀田萬蔵商店の堀田さん&NPO法人 レザー・アンド・アスの吉田さんからメッセージをいただきました。
イベントを通じて、資源リサイクルにも
興味を持っていただけたら嬉しいです。
石油からつくられる人工皮革も便利ですが、天然皮革ならではの良さがあります。体験教室を通じて天然の革のことを知って、手で触れて、ぜひ愛着を感じてもらいたいですね。
この体験が“ものを大切にする心”を育むことを期待しています。また、大人もあまり知らないレンダリング・資源リサイクルに興味を抱くきっかけになると嬉しいです。
体験教室をきっかけに、
革靴や靴づくりを。
革靴づくりは、長い時を経て受け継がれてきた技術と文化です。体験教室をきっかけに革靴や靴づくりに興味を持つ方が増えるのを楽しみにしています。技術と文化を未来につなげていくことが、興味のあることを仕事にできる「多様性ある社会」にもつながると思います。
レザークラフト体験教室のご予約はこちらから!
8月20日(土)に開催されるレザークラフト体験教室ご予約はこちらから。今回のイベントは先着10組様限定となりますので、お早めのご予約をお願いします。
ミニシューズづくりを通じて「命を大切にする資源リサイクル」について学べ、お子さまの想像力を育むきっかけにも。夏休みの自由研究にも最適です。ぜひご参加ください!