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冬の柳ヶ瀬を遊び倒す2ヶ月間「柳ケ瀬日常ニナーレ」へ!

俳句と暮らす vol.23

今年が記念すべき第1回!「柳ケ瀬日常ニナーレ」

11月7日に立冬を迎え、暦は冬へ。
今回の「俳句と暮らす」は、岐阜の柳ケ瀬商店街でこの冬開かれる面白そうな催しのご紹介です。

柳ケ瀬商店街は、私の事務所から徒歩ですぐ行けるので、毎日のようにランチやちょっとした買いものに出かけています。
レトロな喫茶店や映画館が残る昔ながらのアーケード商店街ながら、コーヒースタンドやセレクトショップ、若者が集うシェアビルなども入り混じる、新旧混在の商店街。
人間味あふれる、面白いまちです。
月2回開催されている人気マルシェ「サンデービルヂングマーケット」をはじめ、柳ヶ瀬で開催されるイベントにはたくさんの人が訪れ、賑わいをみせています。

柳ヶ瀬はとても便利で大好きな商店街ですが、私にとっては「俳句の種がたくさん落ちているまち!」でもあります。

私は、日々俳句の種を探しながらまち歩きをするのが大好きです。
俳人は皆、どこかへ出かけて俳句をつくることを「吟行(ぎんこう)」と呼びますが、柳ケ瀬商店街は私にとっていちばん身近な吟行スポットでもあります。

たくさんの人が行き交うレトロなアーケード商店街は、アーケードがあるので雨が降っても大丈夫。
お店にふらりと入って買い物をしたり、お気に入りのお店でランチを食べたり…というところから俳句をつくることも多いですが、実は一番多いのは、商店街にいる人たちをこっそり眺めながら俳句の種を集めること(こっそり、がポイントです笑)。
老若男女、人間味あふれる商店街の、ある意味新しい遊びかたかもしれません。

そんな柳ケ瀬商店街で、2022年11月20日(日)から、2023年2月4日(土)までの約2ヶ月間、開催される新企画「柳ケ瀬日常ニナーレ」

“まちをおもしろがる49の体験プログラム”が、期間中あちこちで開催される、まちの新しい日常を体感するプログラムイベントです!


「柳ケ瀬日常ニナーレ」とは?

柳ケ瀬日常ニナーレは、柳ヶ瀬エリアに住む人、商いをする人、柳ヶ瀬が好きな人たちによる、多様な体験プログラムが行われるイベントで、49のプログラムがこの柳ヶ瀬エリアで随時開催されています。

「めぐる」「味わう」「知る・楽しむ」「つくる」の4つのカテゴリで、まち歩きやものづくり、教室、グルメなどなど、さまざまな切り口の企画や体験会、ワークショップが開催されます。
本当は49の企画を全部、紹介したいところですが、その中からいくつか、気になったものをご紹介。旬を感じるプログラムもありますよ。


かまぼこおにぎりのレシピ大公開&試食会

柳ケ瀬商店街にある、ごはんとおやつのお店「ティダティダ」。私も大好きでよく行くお店です(あれもこれも全部おいしい!)。

数年前、惜しまれつつも封印されたティダティダの人気メニュー「かまぼこおにぎり」が、ニナーレ限定で復活!
レシピを大公開してくれるという幻のプログラムで、出来たてのかまぼこおにぎりの試食会もあります。


美殿町の美食11店を食べ尽くすプレミアムランチ

柳ヶ瀬の東隣に、私も拠点を置く小さな商店街「美殿町商店街」があります。
この美殿町商店街、今は実はおいしい飲食店が集まる“美食ストリート”になっているんです!

今回はその中から、Natural Base、OGUTEI、百蔵、川島、enishiなどなど、計11店舗の味を一度に味わえてしまうプレミアムフルコースを、Natural Baseの片山シェフがプロデュース。
商店街さんぽを楽しんでから、美殿町をまるごと贅沢に食べ尽くす、この日限りのスペシャルランチです。


新年を迎える、華やかなしめ縄飾りづくり

食いしん坊すぎてグルメの話ばかりになってしまいましたが、こんなプログラムにも注目しています。

こちらは、やながせ倉庫にある小さな花雑貨屋「Roji」さんによるおしゃれなしめ縄飾りづくりのワークショップ。
ラタン素材の白いしめ縄とドライフラワーや木の実を使った、かわいらしいデザインです。

「しめ縄」はもちろん季語。
でも冬の季語ではなく、「新年の季語」です。
このプログラムでは、水引の色などを選びながら、自分だけのしめ縄アレンジメントが楽しめます。


ほかにも、魅力的なプログラムがいっぱい!

紹介したプログラムに限らず、そのほかにもおもしろそうなプログラムがたくさんあります。

木工作家と一緒に、布張りスツールを作るワークショップ

伝説の幇間、喜久次さんとめぐる「柳ケ瀬ミステリーナイトツアー」

自分だけのブレンドコーヒー作り&焼きたてカヌレを食べる会

西柳ケ瀬面影上映&この日限りのオーロラネオン点灯式

スツールやバブーシュづくり、現代アートまちめぐり、大人の修学旅行、水路探索に謎解きまち歩き。
地酒飲み比べやアフタヌーンティー、珈琲講座やあんかけパスタ食べ比べ。
アートフェスにZINEづくり、演劇やホームパーティ、収穫体験付きランチまで!

柳ケ瀬商店街らしい、多彩なプログラムがぎゅっと集結しました。
定員に達している人気プログラムもありますが、期間中何度も開催してくれているプログラムも多く、まだまだチャンスはあるので、どれに行こうかまだ迷っています。


今冬は柳ケ瀬を遊び倒す「柳ケ瀬日常ニナーレ」へ!

かつて、岐阜随一の繁華街として一世を風靡した柳ケ瀬商店街。
「もう時代が終わったシャッター商店街」と切り取られていた時期も確かにありましたが、今は違うと、私は強く思います。
愉快な住人や個性的な人たちによって、自分の店を持つ場所として、またクリエイティブな活動の拠点として、自分たちらしく楽しむまちとして選ばれることが増え、まちはここ数年でもっともっと面白く変化してきていると感じます。

「柳ケ瀬日常ニナーレ」は、よくあるまち歩きやグルメ企画だけでなく、商店街を面白がるコアな企画もたくさんあります。

ぜひ、そんなまちのにおいやリアルな日常、おいしくて楽しい商店街を感じながら、柳ヶ瀬の新しい魅力をたっぷり感じてもらえたら、柳ヶ瀬が大好きな私も、とてもうれしいです。


暮らしの一句

傘のまま抜ける初雪アーケード 麻衣子


【季語解説】初雪(冬)
立冬を迎え、いよいよ寒さが厳しくなっていきます。
「初雪」はその冬、はじめてふる雪のことで、初冬の季語です。
みなさんも使ったことがあるのではないでしょうか。
昔の人は花(桜)や月と同じように、雪を賞賛してきました。豊年の吉祥でもあった雪が「はじめて降る」ということ、「初」の一字に、よろこびの心が表されてます。

柳ケ瀬日常ニナーレ
https://yanagaseninale.com/


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