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植物の力を借りる ① “フィトテラピー”の扉 
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植物の力を借りる ① “フィトテラピー”の扉 

花、暮らし、私 vol.13

4月の中ごろ。
つい最近まで、華やかな桜に、暖かくなってきた空気に浮かれていたのも束の間。急に夏のように感じるほどの強い日差しに汗ばんだり、何回めの寒の戻り?というくらい、急に冷え込んだり。

しとしと降る雨の音を聞きながら、冷え込む春の1日に記事を書いています。コロコロと変わる気温について行くのがなかなか大変な季節ですね。

こんな時こそ、普段の体調管理に気をつけなければ、と思ってはいるのですが、何をしたらいいかもわからず、とにかく生姜湯を飲んでいます。

こういう時に思い出すのが、この頃ずっと気になっている『植物療法』という言葉。

皆さんはご存知でしょうか?
日本では『フィトテラピー』と同義として扱われることが多いですが、まだあまり馴染みがない言葉ではないかと思います。

今でこそ女性には広く馴染みのあるアロマセラピーや、森林療法、フラワーレメディなど、フィトテラピーも含め、植物の力を借りて自然治癒力や生命力を高める働きを活用する療法全般が『植物療法』とされています。

その言葉自体はピンとこなくても、例えば東洋医学で使われる「漢方薬」。これは皆さん使われたことがある人も多いのではないでしょうか?
それから、私が飲んでいるこの「生姜湯」も、植物の力を活用して身体を温めるという、昔から用いられている身近な植物療法ですね。近年ではハーブティーのお店やハーブを使った料理本など、その存在の注目度は年々上がっているように感じます。

実はこの植物療法、ヨーロッパでは人の生活に溶け込むほど、日常に根付いているのです。

特にフランスでは、植物療法専門の学校があり、民間療法としてではなく、学問として体系化され、学術研究なども進んでいます。

薬草専門の薬局はもちろん、日本で言うドラッグストアのようなどこにでもある街の薬局にも、何種にも及ぶ薬草やハーブがずらりと並ぶ棚があり、専門知識を持った薬剤師が常駐していたりします。

以前訪れたフランスの薬局では、その時の症状に合わせてどの薬草がいいのか、しっかりと話を聞いて選んでくれました。
服用するにも何か特別な面倒な手間があるのかな?と思いきや、乾燥させてある薬用植物をティーバッグに入れて紅茶と同じようにして飲むだけ。とても手軽で、継続しやすいのもいいですね。

もちろん、西洋医学も健康維持や病気の治療の上ではとても大切だと思うのですが、その病気を未然に防ぐ、そして何か起きてしまっても、その症状を緩やかに改善させていくような、心身ともに負担の少ない方法を選ぶことができたら…

ただ寿命を延ばすだけではなく、健康寿命を延ばすことにもつながりそうですね。

フランスのように、日常にその選択肢や知識が広がることは日本の未来にもきっと必要なことなんじゃないかと思います。

とはいえ、なんだか難しそう…と言うイメージはありますよね。
かく言う私も、専門知識を学んでみたいとは思えど、いざ講座を受けたり、となるとどこで学べばいいか、生活にどう取り入れられるか、など、大きな壁があるような気がしてしまいます。

そこで今日は、そんな植物療法の世界の入り口にとてもぴったりなおすすめスポットをご紹介します。

愛知県大府市にある、「あいち健康の森」。
『保健・医療・福祉・生きがいなどをテーマにした総合施設』というこの公園。
100ヘクタールという広大な敷地に、遊具や芝生広場、パターゴルフにテニス場など、家族連れには最適な場所です。それから四季折々の花や数多くの種類の樹木に囲まれ、花好きにも嬉しいスポットですね。

この、あいち健康の森の一画に「薬草園」という、さすが健康をテーマにした公園というべき隠れ名スポットがあります。

この薬草園では、四季折々に花や実をつける多種多様な薬用植物を“植栽展示”しているのです。植物園のように気軽に薬草をみられる、薬草初心者にはとても嬉しい場所ですね!

さっそく園内を回っていると、「見たことある!聞いたことある!あれも、これも薬草?!」と、意外にも切り花業界でも馴染みのあるお花もたくさんあり、終始ウキウキしながらじっくり回ることができました。

私が大好きな花の一つでもある、芍薬。
こうして葉っぱの部分だけ見ると、確かに薬草然としています。そして、出てきたての葉っぱの可愛いこと!

ハーブ園のハーブは、実際に触ったり、少しだけちぎって香りを楽しむこともできます。

ローズマリーやフェンネルなど、料理でおなじみのハーブはもちろんのこと、聞いたこともないようなハーブ、初めて見る美しい花を咲かせるエディブルフラワー…
アーティチョークって、お料理に使うものだと思っていました。サラダでおなじみのルッコラは、花が咲いてるのを初めて見ました。

公園や車道の脇などでよく見るこれも!薬草でした!

新しい発見がたくさん!!

美しいエディブルフラワーのボリジ。

最近ニュースにもなっていた水仙など、毒性のある植物も沢山あります。知らない方も多いのですが、よくお庭や街路に生えているような夾竹桃も毒性が強かったり…服用したり経皮吸収したりするにはしっかりとした専門知識が必要なものも。

それぞれ、どこの部分がどのような作用があるか、毒害があるものは有毒表記がされていたりと、植物について、知らなかったことを沢山知ることができました。QRコードが付いているものは専用リンクでさらに細かい内容を知ることができます。

途中、作業中の職員さんに色々とお話を聞くことができたのですが、この職員さんがとても知識豊富だったのが印象的でした。農業大学から始まり、これまでに植物のことを多種多様な角度から学んできたのだとか。

薬草園では、そんな経験豊かな職員さんによる、薬草やハーブのワークショップも開催されています。
ホームページにスケジュールが出ていますので、ぜひチェックして見てください!

薬草園
https://xn--aichiyakusouen-4p4m.com/
あいち健康の森
https://www.aichi-koen.com/kenmori/

薬草園だけでもたっぷり1.5時間くらい鑑賞しましたが、ひとつひとつの薬草にしっかり反応しすぎて全部回りきれませんでした!
帰りには健康の森の方をしっかり散策し、美しいヤマモモの並木道を通って、とても豊かな気分に。

この時期には見事なヤマモモと桜が同時に見られました。四季折々の花を見に出かけるのも良さそうです。

こんなに素敵な場所があったのを、なぜ今まで知らなかったんだろう…
とってもお勧めしたいスポットでした!

この薬草園から、植物療法の扉を開けました。
次回、もう少し踏み込んで植物療法のことを書いてみたいと思います。
奥深い植物の世界を、一緒にのぞいてもらえたら嬉しいです!



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