みたすくらす #東海の地産情報を地元クリエイターがお届け!
「味がある、ドキドキがある。写真フィルムを使ってみよう」 
伝統は今を生きる vol.03
見出し画像

「味がある、ドキドキがある。写真フィルムを使ってみよう」 
伝統は今を生きる vol.03

こんにちは。フォトグラファーの たかつです。
「伝統文化を見つめ直す」をテーマにしたこのコーナー、今回は僕の本業であるフォトグラファーっぽい企画「写真フィルム」の話をしたいと思います。

写真フィルム?
そんな古いのまだあるの?
そもそも難しすぎて私には関係ないのでは?

…な〜んて思わないでください(笑)
まだまだ写真フィルムは現役で使われていますし、むしろこれがイイ!と再注目されているところもあるのです。なるべくマニアックになりすぎないようにしますので、どうか最後までお付き合いください。


写真フィルムの歴史と今


そもそも「写真フィルム」は、コダックの略称で有名なイーストマン・コダック社が1888年に発売したのが最初とされており、カメラによって得られた映像の記録媒体となるフィルムのことを指します。その歴史は、実に130年以上。この記事を読んでいる全ての方よりも古くから存在しています。

1935年にはカラーフィルム、1948年には撮影後にプリントがすぐに見られるインスタントフィルムが発売され、19世紀後半から20世紀半ばにかけて写真フィルムの改良が進む事で、写真技術の発達も加速しました。
しかし、1995年頃からデジタルカメラが登場。次第にこちらが主流になりはじめ、現在ではカメラ付きのスマートフォンの普及により、写真フイルムの需要は減少の一途を辿っています。

そんな写真フィルムですが、僕のようなフォトグラファーやカメラ愛好家の方の間では、その「味」を求めて、まだまだ現役で活躍しています。

ちなみに「写ルンです」ってありますよね?
あれも立派なレンズ付き写真フィルムです。


写真フィルムってどこで買うの?

画像10

僕は普段から仕事でも写真フィルムを使っていますが、今回は写真フィルムを一度も触ったことがない人の気持ちになって、フィルムを購入するところから始めてみようと思います。

昔はコンビニでもよく見かけた写真フィルムですが、現在では残念ながら殆ど見かけなくなってしまいました。
※一部のコンビニでは売られているようです


令和の今において、写真フィルムを買える場所は以下となります。

・町のカメラ専門店
・家電量販店
・ネットショッピング

今回は地元の町のカメラ屋さんで写真フィルムを購入しました。ちなみに写真フィルムを買うときは、毎回同じ店で買うのをおすすめします。お店の人と仲良くなると、撮影後に必ずしなければならない「ある事」がスムーズになるからです。

画像11


写真フィルムを使って撮影しよう!


さっそく、購入した写真フィルムを使って写真を撮っていきましょう!
撮影には当然ですが「フィルムカメラ」が必要となります。
フィルムカメラはカメラ専門店の他にもネットショップなどで手軽に購入する事ができます。

初心者の方におすすめなのは、いきなり新品のカメラを買うのではなく、各メーカーから過去に発売されていた中古のコンパクトフィルムカメラを購入すること。価格は5,000 円〜30,000円程度とお手頃ですし、機能も十分だと思います。

あと、この記事を読まれる方の中には、ひょっとしたら「写真フィルムそのもの」を見た事が無いという人がいらっしゃるかもしれないので、念のため写真フィルムの写真を掲載します。

画像2

円柱状の容器から少しでている茶色いシート状のものが、写真フィルムになります。
1本の写真フィルムから、一般的に24枚または36枚の写真が撮影できます(メーカーや種類によって変わります)。今回僕は24枚撮りを購入。税込770円でした。


これを用意したフィルムカメラにセットします。

画像13

画像3

画像4

形は現代のデジタルカメラとさほど変わりませんが、フィルムカメラの背面はこのように、液晶モニターがございません。操作ボタンや設定用のダイヤルなどがあるだけです。
フィルムカメラにとって写真フィルムは心臓のようなものかもしれません。


写真フィルムが無事にセットできたら、
いよいよ撮影です。


ピントを合わせて、シャッターを切ります。

ドキ
ドキ
ドキ

「カシャ!」
フィルムカメラのシャッター音は、いつ聴いても心地よいものです。
好きな人の中には、このシャッター音でカメラを選ぶ人もいるそうです。


そしてフィルムカメラは、
さて、どんな写真が撮れたかな?と思ってもすぐに確認できません。
前述の通り、フィルムカメラには確認用の液晶モニターがないのです。

実はこれが、写真フィルムを使って撮影することの一番の醍醐味だと僕は考えています。


フィルムカメラの醍醐味

画像11

写真フィルムを使って撮影すると、

どんな写真が撮れたのかな?
ちゃんと撮れたのかな?
ピンボケしてないかな?

一日中写真のことを考えてしまいます。
でも、それが良いんです。

写真を撮り終えたら、写真フィルムをカメラから取り出し、
ワクワクしながらカメラ屋さんに持っていきます。
写真フィルムが買える場所では、だいたい「現像」もやってもらえます。
これは「プリントする」と言った方が分かりやすいでしょうか?

カメラ屋さんの人と仲良くなっておくと、あまり緊張せずに現像をお願いできます。
現像時間は早いところだと、その日の内にやってもらう事が可能です。
現像するともらえるのが、半透明のネガフィルム。この中から自分の好みの写真を選んでプリントすると、皆さんの知っている「写真」が完成します。

フィルム写真の作例を少しご紹介します。

画像12

画像6

画像7

画像12

画像10

デジタルカメラでは出すことのできない表現力を、写真フィルムは持っています。
WEB上の画像だと分かりづらいかもしれませんが、写真フィルムで撮影したものは、淡く、柔らかく、優しい雰囲気があり、デジタル写真とは全く異なる味わいがあります。

もちろん、写真フィルムで撮影した写真は、失敗することも少なくありません。
でも、そんな失敗も魅力なのです。


写真フィルムを使っての撮影は、手軽なデジタルカメラやスマートフォンカメラと違ってだいぶ手間が掛かります。
だからこそ、何気ない普通の日を、ちょっとだけ特別な日にする事ができるのです。

あなたももし気が向いたら、この不便で素敵な写真の世界を一度味わってみませんか?

画像11









この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
みたすくらす #東海の地産情報を地元クリエイターがお届け!
【みたすくらす】は、東海エリアのクリエイターたちが、それぞれのライフワークを活かした記事を執筆。 ここにしかない”地産情報”を発信していくWEBメディアです。  produced by ASMITAS_東邦ガス