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「農家に会いたい:つま菊農家の山川さん」 週末は愛菜家 vol.05
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「農家に会いたい:つま菊農家の山川さん」 週末は愛菜家 vol.05

前回は「春菊」のお話で、今回は「つま菊」の話です。
お刺身や和食に添えてある、あの黄色い小さな菊の花。
実は、愛知県の東三河エリアがつま菊の一大産地で全国シェアの9割近くを占めています。

今回はWeb業界からつま菊農家に転身した山川さんに農場を案内してもらいました!

就農5年目の山川さんと、しあわせの黄色いつま菊。

降りたったのは蒲郡駅。名古屋駅から新快速で40分ほど、海が近くて気持ちの良い街ですね♪

案内してくれたのは、就農5年目の山川篤史さん。

長年Web業界でディレクターとして活躍され、私も何度か仕事をご一緒させていただいたことがありました。

仕事の激務と持病が重なって体調を崩してしまったのをきっかけに、お義父さんと義弟さんが営む「西浦農園」に就農。いまは元気につま菊の生産・出荷に奮闘されています。

西浦農園は蒲郡市内を中心に20ほどのハウスを持ち、年間約9万パックものつま菊を生産しているそう。

つま菊にも実はさまざまな種類があって、西浦農園では「シリウス」「こまち」「菊太郎」「ちどり」という4つの品種を育てています。
冬は「シリウス」、春と秋は「こまち」、夏は「菊太郎」、そして奥三河の高地で真夏に「ちどり」を育てることで、通年出荷できるよう工夫しているんですね。

菊の増やし方は、種からではなく挿し芽で。季節によっては根っこを残したまま茎をカットして、脇から新芽が出てくるのを待ったりもするそうです。
門外不出の貴重なノウハウが蓄積されているからこそ、1年を通じて安定出荷ができるんですね。シェア9割の一大産地はダテじゃないです。

つま菊の収穫は、一つひとつ丁寧に手摘みします。

慣れてくると両手を使って収穫できるようになるんですって。
山川さんは大好きな家入レオやBiSHを聴きながら作業に没頭しているそうです♪

つま菊を見守る目が優しいですね。

就農してからはお子さんや奥さん、親戚とのコミュニケーションも劇的に増えて、自分の時間も増えたそう。自慢の新居も建てられたとのこと。うらやましい!

ひとつ大変なのは、かがむ姿勢が多いので腰痛持ちになったこと。
それでも就農して本当によかったという思いがガンガン伝わってきました。

山川さんが現在トライしているのが、作業工程のデジタルアーカイブです。
これまで培ってきたWeb業界の知識も総動員して、加入している「三河温室園芸組合」のWebサイト構築も進めています。
ITの知識と技術を駆使して温度管理や土づくりを進化させていく夢を持って、つま菊の生産を行っています。

つま菊で、なにげない料理を素敵に彩る。


山川さんが大事に育てたつま菊を少しわけていただきました!
料理に添えて、おいしくいただきたいと思います♪

帰り際、蒲郡駅にほど近い酒屋さん「まん天や」で地酒と地ビールを購入。
名古屋駅のデパ地下でパック寿司を買って、つま菊で華を添えたいと思います。

地酒は蒲郡市のお隣、西尾市にある酒蔵「山﨑合資会社」が醸造する「山﨑醸」のひやおろしを選びました。10年ほど前までは蒲郡市にも酒蔵があったそうなのですが、惜しまれながら廃業されたとのこと。

この「山崎醸」は、私の生まれ故郷・奥三河で契約栽培した「夢山水」というお米を使った純米吟醸。ひやおろしは真冬に醸造した清酒を一夏寝かせることで調熟させ、秋口に入って程よい熟成状態で出荷するものだそう。まん天やさんで飲み比べもさせていただき、確信をもって選びました。

グラスに注いでつま菊を散らすと・・・最高のやつですやんこれ♪

つま菊、見た目の美しさはもちろんですが、その抗酸化力や健康効果が近年注目されているんです。

調べてみたところ、「スーパーオキシド消去活性」が黄色パプリカの約3倍、「ヒドロキシルラジカル消去活性」が約4倍、「一重項酸素消去活性」がパセリの約5倍。なんだかすごそうでしょ!?
ビタミンB1やビタミンEも豊富に含まれているということで、ただ飾っておくだけではもったいないですね。

つづいてお醤油は、個人的に日本一おいしいと思っているタケサンの生搾醤油をチョイス。
自宅でずっと使ってきたのですが、デパ地下のお魚屋さんで小瓶サイズを偶然見つけました。

魚のプロが選ぶお醤油、これも間違いないはずです♪

つま菊を散らせばフォトジェニックっぷりがすごいですね♪

そして今宵のメインはお寿司です♪

「本日のお買い得」とシールが貼ってあったパック寿司も、きちんと盛り付けてつま菊を添えると“ちゃんとしたお料理”になりますねー。

おいしゅうございました!

そして翌日のランチビールには「HYAPPA BREWS(ヒャッパ ブリューズ)」のアイゼンをチョイス。

「HYAPPA BREWS」は、シカゴ出身のクレイグ・モーリーさんの手による蒲郡のクラフトビール。パンチが効いた多彩なビールが魅力です♪
アイゼンは愛知産小麦「キヌアカリ」を使ったにごり白ビールでした。

ナポリタンをササッと作ってつま菊とスダチをあしらって、贅沢な休日ランチを楽しみました♪

いままでは刺身につま菊が付いていてもそのままにしていましたが、想いをもった生産者さんが大切に育てていることを知って見方が変わりました。

つま菊をはじめとする和食のあしらいは、私たちに季節感や暮らしの華を届けてくれる日本の素敵な伝統文化。洋食に添えてみても、見栄えがぐっと変わります。
これからも、ずっとずっと大切にしていきたいですね。



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