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「知多木綿」をふだん使いしよう
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「知多木綿」をふだん使いしよう

伝統は今を生きる vol.11

こんにちは。フォトグラファーのたかつです。

みなさんはいま着ている服がどこで作られたものか、ふだんから意識していますでしょうか?
中国、インドネシア、ベトナム、そして日本…
私たちがふだん着ている服は様々な国や地域で作られており、最近の世の中の流れもあって「どこで作られた服なのか」が購入の際のひとつの目安になっている方も少なくないのではないかと思います。

それでは、いま自分が着ている「服の生地」がどこで作られたものか考えたことはありますでしょうか?残念ながら生地の産地までは知らない方が大半だと思います。私たちはふだん「生地」のことを気にせずに生活しているのです。

今回、記事にしたいのはこの「生地」のこと(ダジャレではありません)。
その中でも「知多木綿」のことに触れてみたいと思います。
実は愛知県は繊維産業がかつて盛んだった地域であり、現在でも尾州毛織物、知多木綿、三河木綿などが生産されています。


知多木綿とは


知多木綿は愛知県の知多半島で生産されている木綿生地で、約400年前から作られていたと言われています。江戸時代では最も名の通った最高級織物としてもてはやされていたようです。明治時代に入って「動力織機」が発明され、知多木綿の生産量は飛躍的に伸びることに。やがて日本経済の基幹産業として発展するまでに至ります。
知多木綿は主に和装などに使用される生地で、愛知県の伝統工芸 有松絞りなどの浴衣にも多用されていました。しかし私たち日本人の衣服が和装から洋装中心へ移行するに連れ、知多木綿の生産量も徐々に少なくなってきています。

しかし近年になり、そんな知多木綿を現代の生活様式に合わせて変化させたアパレルブランドが登場しはじめました。また生産地も一体となって、知多木綿をもっと多くの人に広めようとさまざまな活動を行なっています。

実は私も写真撮影の仕事で、アパレルブランドと一緒になって知多木綿普及のお手伝いをさせていただいております。

これがその知多木綿ファッションです。カッコイイでしょ?

私も知多木綿のシャツやパンツを所有していますが、愛知県の人間が愛知産の生地でつくられた服を購入することはCo2排出量も少なく環境に優しいのでおすすめです。


知多木綿をふだん使いしよう


そんな仕事上のつながりもあり知多木綿の服を愛用していた僕ですが、最近になって知多にある新美株式会社という企業から知多木綿製の『常備布(じょうびふ)』という製品が販売されていることを知りました。

この常備布ですが、パッケージには

『日本固有の便利布として、ひと昔前まで「漉す・拭く・巻く」などの用途で日本の家庭に欠かせなかった晒木綿』

との説明が入っています。

僕が現代の生活を送る中で「漉す・拭く・巻く」などの行動を取る際は「使い捨ての紙」を使うことが当たり前でしたが、ひと昔前までは違ったんですね。
「むかしの人はふだん布をどう使っていたんだろう?」
気になったので購入してみることにしました。


「漉す、拭く、巻く」いろいろ使える常備布


常備布が届きました。

とてもシンプルで、どこに置いても邪魔にならなさそうです。
用途に合わせ好きなサイズにカットできるところもいいですね。

まずは長めに切って手拭きにしたり、正方形に切って台拭きにしたり、食器拭きにしたりしてみました。

これはちょっと特殊なケースだと思いますが、僕のスタジオには大きなホワイトボードがあるので、それも常備布で拭いてみました。

とても使い勝手がいいです。今まで使い捨てのキッチンペーパーを使っていましたが毎回ゴミになっていたので、常備布は「環境にいいこと」をしている気分になれます。
使い終わったら水洗いをして、干して乾いたら繰り返し使えます。定期的に洗濯機で洗ってもいいかもしれません。

次に、購入した時からやってみたかった常備布を使ったコーヒーの抽出を試してみます。

以前、和紙のコーヒーフィルターを紹介してとても美味しかったのですが、毎日コーヒーを飲む僕としてはペーパーフィルターを結構な枚数消費します。これが布で漉しても美味しくコーヒーを楽しめるのなら、洗って何度も使えるのでお財布にも環境にも優しいですね。

…全然問題ありません。
美味しい。
むしろすっきりとした味わいが僕好みです。

ちなみに常備布を使ってコーヒーを抽出する場合、正方形にカットすると使いやすかったです。

余談ですが抽出後のコーヒーかす(粉)は、乾燥させて常備布に包めば靴箱の中の「消臭剤」やお風呂で使う「入浴剤」として再利用できます。こちらも機会があれば是非お試しください。


暮らしの中でも便利な知多木綿


知多木綿の常備布を暮らしに取り入れてみて意外だったのが、とくに不便さを感じなかったということです。「なんで今まで使ってなかったんだろう」正直僕はそう感じました。

ファッションとしての知多木綿の魅力は知っていましたが、生活用品としての知多木綿の使い勝手の良さを知って、そのポテンシャルの高さを改めて感じました。

常備布は、漉す・拭く・巻く以外にも、絞る・蒸す・切る(水切り)といった使い方も可能です。この昔ながらの便利な布を、ご自身のライフスタイルに合わせて活用してみてはいかがでしょう。



■YOKUI 常備布の販売サイト
https://www.yokui.jp/items/38829368
■新美株式会社
http://niimi-textile.jp/product/



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